オレンジページを動かす、さまざまな部署の個性的なメンバーたち。それぞれのワークスタイルから、多岐にわたる業務やオレンジページのカルチャーが見えてきます。 今回話を聞いたのは、財務部で部長を務める大竹紀行。社内全体の売上や経費のチェック・承認など、日々幅広い業務をこなす大竹が、仕事のやりがいや他部署への思いなどについて語ります。


仕事で心がけていることは“臨機応変”

—これまでの経歴と普段の業務内容について教えてください。

大竹紀行(以下「大竹」):2024年6月に中途入社しました。きっかけは人の縁です。前職の上司がオレンジページに先に転職していて、当時の財務部部長の定年が近かったこともあり「一緒にやってみない?」と声をかけていただきました。

各部署から上がってくる売上と経費の情報を財務部内でチェックして、その最終確認と承認をすることが主な業務です。それらを月次・四半期・年次単位でまとめ、経営陣に報告しています。財務というよりも経理に近いですね。前職が経理でしたから、その経験を活かせていると思います。

大竹さんの1日のスケジュールを教えてください。

大竹:基本は週4日が出社、週1日が在宅勤務です。子どもを保育園に送ってから出社、在宅なら自宅に戻ります。仕事のスタートはスケジュール・メール・チャットの確認です。部下からの承認依頼が部内チャットで飛び交いますので、見逃さないようにチェックは欠かせません。確認が遅れると怒られちゃいますからね(笑)。

その後は日によって業務内容が異なります。1時間程度の会議が2、3件入ることが多いですが、ほかにも売上・経費、資金状況、新たな取引のスキームのチェックや、各部署から急ぎの依頼が入ることもあります。

在宅の日は、子どものお迎えも私の仕事です。家に帰ってきたら子どもをお風呂に入れて、上がったら妻へバトンタッチ。再び、仕事に戻ります。

日々の業務で意識されていることはありますか?

大竹:できる限りお互いの負担が軽くなりつつ、財務的には抑えるところをしっかりと抑え、会社全体の生産性が向上する。そんな提案ができるよう、常に意識しています。

たとえば、「ルールだから」と一方的に伝えてしまわないよう気をつけていますね。いつも通りのルールに則ってやることで、むしろ時間がかかったり、多くの人を巻き込んでしまったりするケースもある。だから臨機応変に対応することを心がけていますし、部員にも伝えて、「わからないときは一度相談してください」と話しています。

社員の頑張りを伝えられる瞬間がやりがい

仕事をしていて、やりがいを感じるのはどのようなときでしょうか?

大竹:月次収支を経営陣に報告するときです。財務部として社員の頑張りを報告できる唯一の場となります。「予算達成しました!」「前年比増加です!」と経営陣に伝える瞬間は、一番やりがいを感じますね。

やはり、同じ会社の社員ですから辛いときは一緒に苦しみたいし、うれしいときは一緒に喜びたい。だからこそ、「売上をしっかり取ってきました」と経営陣に報告することが自分の仕事だ、と誇りを持っています。

財務部は、ほかの部署に「これをこうしてください」と一方的に伝えるばかりになりがちです。そうすると人間味がなくなってしまいますし、一緒に働いていると感じられなくなってしまうので、なおさら収支報告が大切な仕事ですね。

他部署の方と業務以外でコミュニケーションをとることはありますか。

大竹:あまりないですね。年に数回、オフィスの交流スペースなどで懇親会が開かれるのですが、それぐらいかもしれません。そのときは普段話せない社員とも話す機会があります。

ただ、仕事中に話しすぎてしまうと、しっかり伝えなければいけないときに言いにくくなってしまうこともある。私の中では、そこで一線を引くように心がけています。

バランスが大事ということですね。

大竹:そうですね。特定の人と一緒に食事をしたり、親しくなりすぎたりすると、管理部門としてあまりよくないのかな、と思っています。だから、他部署の社員との付き合いについてはいつも「これでいいのかな」と自問自答していますね。

反対に、これまで苦労したことや大変だったことは何でしょう?

大竹:税制改正など、仕事の枠組みが大きく変化するときは毎回苦労しますね。財務側のみの変更なら、部内で共有したり、税理士の協力を仰いだりして調整すれば済みます。ただ、インボイス制度や電子帳簿保存法といった社内全体で取り組まなければいけない変化や、経営状況に大きく影響する法改正の場合、全社員への呼びかけが必要になります。この変更の伝え方は特に苦労しました。

財務部で使う専門用語は、他部署だと難しく感じてしまいます。たとえば、消費税に関する話をする際にも、なんとなくはわかるけど、あまりピンとこない人もいる。だから、「商品を買ったときには必ず税金がかかってきますよね。そのときに……」など、平易な言い方から入ることを心がけています。小学生でもわかるような表現にしよう、と部内共有していますね。

入社後に実感した紙媒体のよさ

この会社での働き方やカルチャーについてどのように感じていますか。

大竹:財務部からの案内をしっかり理解してもらえるだけでなく、わからないことがあれば気軽に質問してくれる会社の雰囲気はありがたいですね。また、スケジュールの変更や追加のお願いなどを全社員に伝えることも多いのですが、柔軟に対応していただけます。経費精算や請求処理といった、収支を把握するためには一人ひとりの協力が欠かせないので、いつも助かっています。コーポレート部門に協力的な風土だと思います。

最後に、人事ポリシー「生活者であれ、創造者であれ」をどのように捉え、実践していますか?

大竹:お恥ずかしい話ですが、『オレンジページ』は雑誌名を知っている程度で、読んだことはありませんでした。雑誌自体も中学生ぐらいまでは熱心に読んでいましたが、それ以降はあまり読んでおらず、出版という業界自体、知らないことが多かったです。

入社してみると、編集部のみなさんは誇りを持って一生懸命雑誌をつくっていることを知りました。これまでは料理をつくるとき、アプリでレシピを見ていましたが、スマホでは味わえない誌面の臨場感、試行錯誤を経て雑誌がつくられる過程、それらを見て紙媒体ならではのよさを実感しています。だからこそ、私のような子育て中の男性など、『オレンジページ』をもっと多くの人に知ってもらいたいですね。

私生活でも家族や友人と、料理やレシピなど食の話をすることが増えました。ホームパーティでは、『オレンジページ』を参考にしながら料理をつくりますし、そこから会話の幅も広がる。そんなとき、生活者であることをあらためて感じられますね。