オレンジページを動かす、さまざまな部署の個性的なメンバーたち。それぞれのワークスタイルから、多岐にわたる業務やオレンジページのカルチャーが見えてきます。今回話を聞いたのは、経営戦略室マーケティングチームの山根千乃。オレンジページの読者アンケートや、タイアップ記事の読後調査などを担う山根千乃が、入社の理由や、仕事や暮らしへの向き合い方がどう変化したのかを語ります。
人と環境に惹かれて選んだ場所
—山根さんの主な業務について教えてください。
山根千乃(以下「山根」):経営戦略室のマーケティングチームで、アンケート調査を中心に担当しています。雑誌『オレンジページ』の読者アンケートや、タイアップ記事の読後調査、メンバーズ限定のプレゼント企画、プレスリリースやDM・メルマガ配信など、業務は本当に幅広いです。 そのほか、コンポストに関するプロジェクトにも関わっています。港区や他社と連携して行う地域向けの取り組みなど、内容もさまざまで、日々勉強しながら取り組んでいます。


—山根さんは2025年4月に第二新卒で入社されています。転職先にオレンジページを選んだ理由を教えてください。
山根:前職では、テレビ番組のアシスタントディレクターをしていました。現場はとにかく忙しくて、毎日走り回っているような感覚でした。
2025年3月で退職することを決めてから、転職サイトを閲覧していたところ、目に留まったのがオレンジページの求人情報でした。最初は雑誌の名前だと思っていたのですが、調べてみたら会社名そのものだと知って、少し驚いたのを覚えています。
「いろいろなことを経験できそうだな」と思ったことと、働く環境もこれまでとはかなり変わりそうだなと感じて、応募してみようと思いました。
実際に選考が進んで、人事の方や現場の方とお話しするうちに、「ここで働きたいな」という気持ちが少しずつ強くなっていきました。面接でガチガチに固まっていた私に対して、緊張をほぐすような優しい声かけをしていただいたことが印象に残っています。最後まで「言い足りなかったことはありませんか」と気にかけてくださいました。「人を大切にしている会社なんだろうな」と感じたことが、オレンジページで働くきっかけになりました。
データの先にあるものを、どう伝えるか
—山根さんの、1日の仕事の流れを教えてください。
山根:基本的に在宅ワークではなく出社して働いています。朝はメールチェックから始めて、DM配信の準備やプレゼント企画の抽選・発送準備など、細かな作業を進めます。
午後は、プレスリリースの配信結果を集計してレポートを作成したり、アンケートの集計や分析を行ったりすることが多いですね。その合間に、社内の打ち合わせやタイアップのオリエンテーションが入る日もあります。
—プレスリリースの配信結果集計やレポート作成も担当されているそうですね。具体的には、どのような内容をまとめているのでしょうか。
山根:プレスリリースの配信ツール上で確認できるデータをもとに、掲載されたメディアの数や、どのような媒体に取り上げられたかといった結果を整理しています。
クライアント案件の場合は、リリース配信に対して費用をいただいているので、「どのくらいの成果があったのか」をきちんとお伝えすることが大切だと考えています。たとえば、掲載数の推移や前回との変化をまとめたり、来年度に向けてどんな点を意識できそうかといったことも簡単に整理したりしています。
—マーケティングは未経験だったそうですが、データを分析するような作業はお好きだったのですか?
山根:正直なところ、完全に文系なので最初は少し苦手意識がありました。でも実際にやってみると、すべてを自分で計算するわけではなくツールやシステムの力を借りられますし、時にはAIにも助けてもらっています。
同じ部署の先輩方にも相談しやすいので、「苦手かもしれないと思っていたけど、意外となんとかなっているな」と感じるようになりました。

―仕事をしていて、楽しさややりがいを感じるのはどんなときですか?
山根:アンケート結果をまとめたレポートを「わかりやすい」と言ってもらえたときです。
今年担当したタイアップ調査の報告では、数字をそのまま並べるのではなく、「どのような点がよかったのか」「なにが課題なのか」「じゃあ次はどうしたらよいのか」という流れを重視してひとつのストーリーになるようにまとめました。要点を絞り込み、その理論を裏づけるデータとして、数字をご提示しました。
その結果、クライアントからご質問や「これをもとに議論をしていきたい」などの意見をいただくことができ、ホッとしました。
—わかりやすく伝えるために、どんなことを意識しているのでしょうか。
山根:学生時代に教職課程を取っていたこともあって、「どう伝えたら相手にしっかり伝わるか」をずっと大切にしてきました。私は社会科の教員免許を取得したのですが、年号や単語だけを並べても、生徒にはまったく理解してもらえません。まずは導入をしっかり語り、ストーリーを立てて伝えることが大切なんです。
また、授業は1回で完結するものではなく、次へ次へと続いていくものだと思います。だからこそ、「今回の内容をどう次につなげるか」という構成はとても大切で、教職課程では何度も練習してきました。
そうした経験が、いまの仕事で「どう伝えれば相手に理解してもらえて、その先の行動につながるか」を考えるときの、土台になっているように感じています。
—ほかにも、業務で工夫していることはありますか?
山根:アンケート調査の設問を考えるのは、いまでも毎回悩みます。どんな情報を知りたいのか、そのためにはどういう聞き方がいいのか、順番はこれでいいのか……と、ぐるぐる考えています。
過去のアンケートを見返したり、部署の皆さんに相談したりしながらブラッシュアップしています。アンケートは一度配信するとやり直しがきかないので、配信前は何度も見返しています。夢の中でも見返していることがあります(笑)。
集計してみると反省点が出てくることも多いので、これからも勉強し続けていきたいですね。

食を大切にする人たちと働くということ
—入社して、オレンジページならではのカルチャーを感じたことはありますか?
山根:「食を大切にしている人が本当に多いな」と感じました。前職では、食事の時間が取れないことも珍しくなかったので、入社してから「人間って1日3食ちゃんと食べるものなんだ」とあらためて気づかされました。本来は当たり前のことなのですが、すごく大事なことだと思います。
「生きているうちに食べられる回数は限られているから、1食も無駄にしたくない」と話す方もいて、そういう考え方に触れるたびに、なるほどなと思います。おいしいお店を知っているだけでなく、「この食材はこうやって食べるとおいしいんだよ」と詳しく教えてくださる方が多いので、すごく新鮮に感じました。
—山根さんの「生活実装力」、つまり「生活者であると実感する瞬間」について教えてください。
山根:自分で作った料理を食べているときです。オレンジページに入社してから、誌面に載っているレシピを試してみることが増えました。はじめてつくった料理をひと口食べて「おいしい」と感じると、「ちゃんと生活しているな」と再認識している感覚があります。
以前は、あまり考える余裕もなく走り続けていたように思います。でも、「食べること」は生活の基本ですし、生きることの基本だとあらためて感じています。食べなければ元気がなくなるし、元気がないと食べられなくなってしまう。自分の状態を知るうえでも、食事はすごく大切です。オレンジページに入らなければ、そこに気づくことはできませんでした。
だからこそ、いまの年齢で食について考え直す機会を得られたことはすごくよかったですし、これからも忘れずにいたいと思います。
—最後に、オレンジページに入社してよかったと感じるのはどんなときですか?
山根:同じ部署には年上の方が多いので、食に関すること以外もいろいろと教えていただいています。部署のみんなでランチに行くこともあって、たくさんの経験を積んできた方たちと日々いろいろな話ができることは、とても勉強になりますし、楽しいですね。
仕事の話だけでなく、ふとした流れで生き方の話になることもあって。先日も、仕事終わりに半分人生相談のような話をしていました(笑)。そういう時間も含めて「ここで働けてよかったな」と感じています。


