プロジェクト概要
『植物工場野菜に関するマーケティング調査』
- クライアント
- 株式会社ファームシップ
- 期間
- 2022年1月〜2022年4月
- 業務内容・
納品物 - モニターによる定量調査、編集者とのワークショップ実施、課題分析、報告書の作成・納品
ファームシップは、最先端技術を活用し、農業の生産性の向上、流通の合理化など、農と食の未来を創るための技術・サービスを提供している企業。ファームシップが手掛ける「植物工場野菜」は、衛生的であったり、農薬不使用で安全、品質や価格が安定しているなどメリットが多いにも関わらず、その価値を消費者に訴求しきれておらず、浸透しないという課題をお持ちでした。認知拡大、浸透・普及に向けた第一段階として、定量調査で生活者の植物工場野菜に対するイメージを把握し、調査結果をふまえてワークショップ(オンライン)を実施。生活者への訴求ポイントの洗い出しと、浸透・普及のためにとるべきアクションの提案を行いました。
提供価値のポイント
- 「工場」栽培はメリットが多く、そこを価値として訴求していたが、生活者にとっては逆にマイナスイメージにつながっていることが把握でき、クライアントさまと生活者の価値観のギャップを洗い出した
- スーパーのバイヤーなどtoBへの訴求としては効果的な工場野菜のメリットが、生活者には刺さらないことがわかった。これまでtoB向けのアピールから、最終的な購買者であるtoC向けアプローチの必要性を提示した
成果物のポイント
- 定量調査から、生活者が「人工的、化学的でおいしくなく、栄養もなさそう」という漠然としたマイナスイメージを抱いていることを把握。
- 生活者に寄り添ってきた編集者を交えたワークショップを通じ、マイナスイメージの根源が「工場」というワードにあり、「土に触れていない野菜への不信感」「どう栽培されているか見えない不安」があることをクライアント様と共有。
- 最大の課題が「工場イメージの払拭」であることを明示。toB向けのWEBサイトをtoC向けに転換し、生産者や生産方法が見えるコンテンツ作り、SNSの開設などを提案。


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株式会社オレンジページ
アカウントプランニング部
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